学校事務の仕事で要求されるスキルについて見ていきましょう。
学校事務というのは、教員のように授業を行うのではなくて、専門で学校の事務を行うものです。学校が小さい場合には、事務員が1名～数名の場合もあります。学校が大きな場合には、多くの事務員で仕事をいくつかの課に分かれて行います。大学の場合には、大学ごとに名前も少しずつ違っており、いろいろな課に分かれています。事務の仕事内容は、それぞれの課によって違っています。事務と言えば、計算のみしていたり、書類を作ったりしているような印象があるかも知れません。しかしながら、実際には、いろいろなスキルが部署によって要求される場合があります。
大学のそれぞれの部署の事務の仕事内容についてご紹介しましょう。学生部の場合には、学生の学業、生活について相談する仕事もあります。経理部の場合には、主にお金を取り扱うようになるため、会計についての知識等も要求されるようになってきます。資格として簿記等を取得しておくと、仕事がやりやすいでしょう。学生部の場合には、パソコンの事務作業のスキル以外に、優れた社会性を持っていること、上手に対人関係を維持する人が適していることがあります。窓口業務の場合には、学生と直接と接して話をするチャンスが多いためです。総務部の場合には、在職していた際の証明書等を辞めた教職員のために発行すること等、仕事内容として幅広く担うことがあります。管理部の場合には、主として校内の掃除をしたり、壊れた備品を修理したりすることもあります。
現在、学校事務においてはパソコンスキルが要求されるようになります。パソコンスキルは、学校に就職してからマスターするのでは採用が困難になるかも知れません。パソコンで文章を作ることができること、スライドをパソコンで作って実際にプレゼンができること、表計算がパソコンでできることは、最低限、学校に就職する前にマスターして採用試験に臨むべきでしょう。
学校事務の仕事の場合には、パソコンがすぐに与えられて、仕事を任される場合がほとんどになります。また、パソコン作業の場合には、正確で速いということも要求されます。表計算の場合も、きちんと自動計算ができるようなツールを使いこなせるようにすることが大事です。
